整体はクセになる?

お客さんからこんな質問をいただきました。

「整体をするとクセになると聞いたのですが大丈夫でしょうか?」
初めてお聞きした質問だったのでちょっと戸惑いました。
どうやら、一度施術を受け始めると、辛くなれば行きたくなって、「クセに」なってしまわないか、ということのようです。

良くないクセ

よく、無意識のうちに指をポキポキ、首をボキッ、腰をバキッと鳴らしている人がいますね。
あれは確かに「クセになって」いるのかもしれません。
そうすることでちょっと楽になったような気がするので、せずにはいられないようです。
「つい、鳴らしちゃうんですよね。鳴らさない方がいいとわかってはいるんですが」とおっしゃいます。

整体はケアのための習慣

整体を受けることがそのようなものになることはありません。
当店に来られるお客様で、 「辛くて、次の予約が待ち遠しかった~」と言ってくださる方は少なくありませんが、
「いや~、つい来てしまうんですよね。来ない方がいいとわかってはいるんですが」とおっしゃる方はおられません。

それで、その方には
「生きている以上体は疲労や歪みが溜まっていくのは必然的で、普通の睡眠による自己治癒力が働いて回復すればこの上ないことです。
しかし、過労やストレス、栄養の偏りや環境の変化などのために、そうも行かないのが現実です。
それで、何らかのケアやメンテナンスは必要になってきます。
固くなった筋肉は緩めれば楽になるし、ゆがんだ骨格を放置しておくと痛みが出てきます。
ある人は、月に一度施術を受けることでバランスが取れて快調に生活できますが、別の人は週に一度ケアしないと辛くなってしまいます。
要は自分に合ったペースでメンテナンスしていけばある程度は快調に生活できるということで、それを『クセになる』といえばそうなのかもしれませんが、決して悪い『クセ』ではないと思います。
私たちは、健康を維持するための『習慣の一つ』と考えています。」

といったようなことをお話ししました。

もっとも、ある意味で「クセになる整体院」を目指していはいますが。

坐骨神経痛は突然消える!?

神経痛は辛いものです。ある20代の女性保育士さんもそうでした。年齢には関係ないようです。
毎年ぎっくり腰を繰り返しているので、普段からメンテナンスしてしっかり治したいとのことでした。

最初は一進一退

しばらく週一回の整体を続けていましたが、一進一退です。
あるときは腰が痛くて動けないほどにもなられました。
それでも来てくださるので、毎回一生懸命の施術です。

次第に痛みは腰から、お尻と太ももの後ろ側に移りました。
坐骨神経痛と思われる症状です。
これがまたしつこい奴です。
施術後4~5日は快調なようでしたが、また痛みが戻ります。
施術後は痛みが消える、この繰り返しでした。

神経痛は突然消える?

それでも辛抱強く整体を受けてくださり、治療の間が1ヵ月近く空いたつい先日、 「お尻の痛みが嘘のように消えたんです。」とのこと。
それが3週間くらい続いているではありませんか!!

嬉しいですね。

神経痛の痛みはある日突然、スッと消えることが少なくないようです。
それまでは三歩進んで二歩下がったり、三歩下がったりします。

施術をする側も受ける側も辛抱が求められますね。

中には、力及ばずあきらめられる方もおられますが、そんな時は申し訳ない気持ちでいっぱいです。

あきらめないで来てくださったお客さんに感謝です。

高頻度、短時間の施術

休日や時間があるときは妻の整体をします。

あまり丈夫じゃない妻は仕事や家のことやいろいろ頑張っています。

時々、電池が切れたようになったり、もともと弱い首、背中、股関節(ほぼ全身!)が辛くなったりします。

私の時間が取れない時は、30分くらいの施術になりますが、彼女にとってはそれでも、「生き返る」くらいの効果があるようです。

手前味噌ですが、妻の整体に関しては、どの先生よりも私が上手です。(だと思います)

1週間に一度60分くらいの施術よりも、30分程度を2回の方が快調のようです。

この経験から、お客さんの中にもこのような方がおられるのではないかと考えています。

特にこじれた方で、悪い所がかなり絞れているなら、30分を週に2回の方がきっといいと思います。

このことを皆さんにご提案するため、30分のワンポイント整体のメニューを用意しています。

できるだけ時間と費用をかけずに楽になっていただきたいので。

整体 施術の間隔は?

どのくらいの間隔で通えばいいですか?

時々お客様から
「どのくらいの間隔で来ればいいですか?」と尋ねられます。
「どのくらいの期間をおいて来たらいいですか?」とも。

その方の身体の状態にもよるので一様ではありません。
ただ、ほぼ間違いなく言えることは、
最初のうちは治療の間隔が長ければ長いほど、施術による効果は現れにくいということ、
そして、次回の施術までにある期間をおかなければいけないということはない、ということです。

最初はあまりあけずに

まず一つ目。
施術によって体は変わり始めますが、最初のうちは、それまでの生活習慣や蓄積された身体の「歪み」のせいで、どうしても元に戻りやすいものです。
それで、完全に元に戻ってしまう前に次の施術を受けると状態は一歩前進します。
「三歩進んで二歩下がる」のように思えますが、こうして身体は着実に改善していきます。

一方、余りにも間をあけると「三歩進んで三歩下がる」を繰り返すので、なかなか効果が長続きしないことでしょう。

それで、通常は最初のうちは1週間に一度のペースをお勧めしています。
ひどいぎっくり腰やこじれた五十肩のように、生活の質にかなりの支障が出ている場合は、1週間に二度くらいが良いと思います。
もっとも、希望される方は毎日来られることもあります。

以前、ひどい坐骨神経痛と大腿神経痛と思われる症状で来られていた65歳男性は退職されて時間もあったので、最初の1週間は毎日来られました。
そのうち、週一、二週に一回、一カ月に一回と施術間隔を伸ばしても痛みのない日が続きました。
始めのうちに集中的に施術を受けられたのが良かったのだろうと思います。

ですから、最初はちょっと頑張ってなるべく間隔を開けないように治療し、徐々に伸ばしていくというのが良いように思います。

「整体を頻繁に受けると悪い」ということはない

次に二つ目。

もうおわかりのように、次の施術までに最低何日かはおかなければいけないということはありません。
当店の整体は、体に優しいので毎日受けると毎日快調です。
うちの妻が調子悪い時は毎日整体しています。
昨夏前に、
「来週海外旅行に行くんだけど、脚の神経痛が痛くて」
と来られた70代の女性のお客様がありました。
何とか少しでも楽になって旅行に行きたいと、1週間毎日来られました。
その甲斐あってか、ずいぶん楽になられて海外旅行を楽しまれたようです。

こうして、お客様に合った施術計画を提案させていただいています。
定期的に来ておられるお客様は、ご自分の身体が必要とするメンテナンスのペースを掴まれて、上手に体を管理しておられます。

施術を受けられる参考にしていただければ幸いです。

若くても腰痛は辛いー妊婦さんの腰痛

4年前のことです。
当時、3か月前に第一子を無事出産されたお母さんが来られました。

この方、20代の独身の頃から来てくださっています。

それまでの施術は、腰痛のケア、結婚式前のオイルトリートメント(ブライダルエステ)、妊娠中の整体とオイルトリートメント、そして、今回整体による出産後の身体のケアでした。

若くても腰痛が出ます

最初は約5年前の腰痛でした。
お仕事は保育士さん。

毎朝、目が覚めて起き上がるときに腰の痛みが強く、5分くらいかけて少しずつ起き上がり、這うようにして階段を下りて1階に降りる毎日だったとお話しくださったのを覚えています。

若くても腰痛は辛いもの。

年齢は関係ありませんね。

週1回の施術を1ヵ月くらい行ったところから変化が表れ、2週に1回のペースで続けました。
半年経たないうちに毎朝の痛みはなくなり、月に1回の施術で良好な状態を維持できるようになられました。

その後、ご主人と出会われ、ご結婚、ご出産。

東広島での5年のうちに、こうした喜びを経験された方と、サービスを通じてお会いできたのは嬉しいことです。

これからは育児に取り組まれることになりますが、フレッシュな意欲を伺い励まされました。

これからもどうぞお幸せに。

アロマセラピー 首筋の開放

妻は、自分のメンテナンスのために仲間のアロマセラピストの施術を受けることがあります。
この日は、広島市のアロマセラピストでもある友人に、レインドロップと、「首筋の開放」を目的としたトリートメントをしていただきました。

「首筋の開放」-ちょっとコワい響きですが、要するに、首筋~頭部の筋肉や神経にオイルを作用させ、緊張を緩和し、血液や神経の流れを良くするための施術です。

首から頭が軽くなる

写真のように、胸椎の上の方(ごつごつした骨がわかるあたり)から、頭蓋骨の際(うなじ)にエッセンシャルオイルを塗布し、ガラス棒と指を使って優しく優しくオイルを浸透させていきます。

受けている側は、ほとんど刺激を感じません。
私も何度か妻にしてもらいましたが、「何してるんだろう?」と思うくらいです。

でも、終わった後は首から頭が軽~くなって、スッキリ!

昨日、妻は70代のパーキンソン病のクライアントさんにこの施術をさせていただきました。
筋肉が硬直し、手足がいつも冷たいとのこと。

でも、昨日はこの施術をしてから脚が温かくなってきました。

身体の血行も促すようです。

レインドロップ(デトックストリートメント)で便秘改善

妻は以前はひどい便秘症でした。ストレス、疲労、運動、睡眠など様々な生活習慣が関係しているのだと思います。波がありますが、ひどいときは3,4日苦しむことも。

しかし、お客さんにお聞きするともっと長く続く方も少なくないようです。

少し前の話ですが、妻が友人のセラピストからレインドロップを受けた翌日のことです。
この前日まではお腹の調子も最悪で、数日お通じがありませんでした。

ですがこの日は早朝4時くらいからもよおし、9時くらいまでの間に3回トイレに行きました。

そのたびにちゃんと出たんだそうです。

軟らかめだったものの、下痢ではなかったとのこと。

こんなこと、珍しいのですが、おかげでスッキリして喜んでいました。

レインドロップは、7種類のエッセンシャルオイルの働きで、自律神経を整えることが期待されるトリートメントです。

結果として体内の悪いものを排出するデトックス効果も見込めます。

今回、妻は改めてそのことを実感したようです。

もちろん、感じ方には個人差があると思いますが、ご参考までに。

繰り返す腰痛

「ヘルニア持ちです」

よく、「ヘルニア持ちです」と言われる腰痛のお客さんが来られます。
手術をするまではないものの、医者からはヘルニアと言われ、神経ブロック注射を繰り返している方もおられます。
一時は楽になっても、身体への負荷や生活習慣のために痛みが繰り返し出てきます。
でも、筋肉・神経・骨格・血行・栄養を整えることで痛みが出にくくなります。
長い目でしっかり取り組むと快調に過ごせますよ。

お尻のえくぼが痛い

繰り返す腰痛をお持ちの方の訴えで多いのが、「お尻の、へこんだ、えくぼの所が痛いんです。」というものです。

これは腰の骨が神経を圧迫しているために出ることが多い症状で、だんだん股の後ろ側からふくらはぎ辺りまで痛みが広がることもあります。

痺れが出始めるとそれもまた辛いですね。

セルフケアとメンテナンスが大切!

施術では、お腹、腰、骨盤、股関節を中心に調整します。

腰の圧迫が取れれば痛みは和らぎます。

日頃のセルフケアも大切ですね。腰椎への圧迫を軽減するストレッチやお腹を緩めるセルフケアも有効です。

地道で粘り強い取り組みがきっと実を結びますよ。

レインドロップについて

「レインドロップ」というアロマセラピーの施術メニューがあります。

が、この施術について詳しくお知らせしていなかったことに気がつきました。

スミマセン。(-.-)

そこで、レインドロップについて書きたいと思います。

身体のケアに重点を置いたアロマセラピーの施術です

レインドロップとは、脊柱とその周辺に7種類のエッセンシャルオイルの原液を塗布し、トリートメントする手技です。

オイルを塗布する範囲は、うなじから仙骨までの間の、脊柱の上とその周辺です。
オイルは脊柱に沿って優しく伸ばしながら塗布します。
そして、脊柱の両際や背中全体をトリートメント。

それに加えて、足の裏にも同じ種類のオイルを塗布してトリートメントします。
足の裏には脊柱に対応する「反射区」があるので、そこにオイルを作用させることで効果を高めることができるのです。

使用するオイル

レインドロップで使用する主なオイルは次の7種類です。

オレガノ、タイム、バジル、サイプレス、ウィンターグリーン、マジョラム、ペパーミント

これのオイルには、筋肉の緊張を緩和したり血液の循環を改善したり、痛みを和らげたりなどの作用があります。

期待できること

レインドロップは医療行為ではありません。

しかし、エッセンシャルオイルの浸透とトリートメントによって、人体でも特に重要な脊柱の健康を守り、内から治癒を助けることに寄与します。

脊柱の一つ一つの骨の間から体の各部に神経が張り巡らされていますので、脊柱が不健康になると体全体にその影響が及びます。

その神経には自律神経も含まれています。

ですから、脊柱を守ることは身体全体の健康にとって大変重要なことなのです。

また、脊柱付近の筋肉をリラックスさせることができるので、背中、腰、脚の痛みを穏やかに緩和させることも見込まれます。

疲れやすい、疲労が抜けない、なんとなく不調、といったことで悩んでおられる方にはぜひ一度試していただきたいと思います。

整体でしつこい肩こりと頭痛が軽減!!

しつこい肩こりと頭痛

約2か月前から40代半ばの介護福祉士の仕事をしておられる女性のお客様が来てくださっています。

お悩みは、しつこい肩こりと頭痛です。

お仕事がら肩、首に負担がかかるのだと思いますが、慢性的に首の後ろ側から肩、そして背中が痛いとのことです。

更に頭痛もひどく、1週間のうち4~5日鎮痛剤を飲まないと仕事できないほどでした。

整体やマッサージなどにも行かれましたが思ったような結果は得られなかったようです。

そこで、職場の同僚の紹介を受けてお越しくださいました。

1,2回の整体では ???

1回目:直後は楽になられましたが、二日と持ちませんでした。整体を受けておられるときの様子は、痛くないかと「構えて」おられるような印象で、すぐに「痛い、痛い」と言われます。

2回目(1週間後):施術後は楽になられました。頭痛の変化はあまりありませんでした。

この時点でお客様も「???」だったかもしれません。(優しい方なのではっきりとは言われませんが)

私も内心、「ちょっと手ごわいかも」。

それでも引き続き治療されました。

3回目以降の整体で変化

3回目(1週間後):首後ろと肩の稜線の痛みはかなり楽になっておられました。しかもその状態が6日くらい続きました。そして、頭痛がある日が少し減ってきたようです。しかし、肩甲骨内側の強い痛みはすぐに戻るようです。(悔しい!)

でも前進です。

4回目(1週間後):肩・首のこりや痛みはほぼ1週間なくなっていました。来店の前日の晩ころから痛みが出始めたようです。頭痛の鎮痛剤は1日だけ服用されました。この頃から、施術に対する敏感な反応はなくなりました。「強めの施術」でもリラックスして受けておられるので、整体の効果も倍増です。

この時点で、良好な状態が1週間しっかり続いたので、治療間隔を2週間に変更してみました。

5回目(2週間後):良好な状態が1週間余り続きました。

6回目(2週間後):良好な状態が1週間余り続きました。8日目頃から肩こりがひどく頭痛もありましたが一晩休むと回復するようになられました。頭痛がずーっとは続かないので鎮痛剤は1回だけ服用しました。

7回目(2週間後):2週間通じてほぼほぼ良好です。10日目頃に頭痛があったそうですが、軽い鎮痛剤を1回服用するだけで回復しました。肩の痛みはほぼ取れていますが、肩甲骨の内側の「奥の方にある」(お客様の表現)こりはまだ悪さをするそうです。それでも痛みの場所やこりを取るための力を加える方向がはっきりしたので次回の治療は更に進むものと期待しています。肩甲骨のこの部分、頭痛と深い関係があります。

自己治癒力の回復は徐々に

今回、最初4回は1週間に一回、その後は2週間に一回の治療ペースで順調に推移していると思います。

当初「2週間は鎮痛剤を飲まなくてもすむように」がお互いに目標にしたことでしたが、現時点で薬を飲む頻度は1/3になっています。(嬉しいですね!)

まだ痛みが出る日があるようですが、一晩休むと回復するようになりました。

これは、ご本人の自己治癒力が回復しつつあることの現れだと思います。

治療を始める前は一度頭痛が出始めると痛み止めを飲んでも数日それが続いたようですので、このことを考えると確実に体は変わってきています。

このお客様が最初の2回位であきらめてしまっていたら、結果は違っていたことでしょう。

辛抱して治療を受けられたので順調に回復することができています。

整体の治療はお客様との二人三脚ですね。

ありがとうございます。