ある50代の女性のお客さんは、肩に「ビリッ」という痛みを感じるようになって2週間ほどとのこと。
コートの袖に腕を通す時が苦痛で不自由なようでした。
いわゆる「四十肩、五十肩」と思われる症状です。
最初の施術からちょうど1週間後の2度目の施術のとき。
「その後いかがでしたか?」
「まだ痛みはあるんですが、コートを着るときには痛くなくなりました!」
と嬉しそうにおっしゃいます。
2度目の施術の後には肩の可動範囲もさらに広がっていました。
どうして肩の痛みを放っておくの?
四十肩・五十肩を経験した方は対処方法に関してずいぶん迷われるようです。
経験者から
「そのうちおさまるから大丈夫」
「自分も1年くらいで治ったから。とにかく運動不足なんだから、肩や腕を動かすようにしたらいいよ」
など、色々お聞きになられるようです。
それに加えて、
「私が『五十肩?』まだそんな歳じゃないのに」
と現実を認めたくないお気持ちもあるのでしょう。
対処を送らせてしまうことが多いようですね。
四十肩・五十肩を放っておくと…
確かに、自然と治まる方も少なくないようですが、放置しておくことで状態がいっそう深刻になることも多いのが事実です。
肩の関節周囲の筋肉のコリや神経の緊張がとても強くなって「固まっている」イメージです。
錆びた蝶番を動かそうとすると「キーキー」音がしますね。
そんなイメージです。
そうなると錆を落として油をささないとスムーズには動きませんね。
放っておくと本当に固まってしまいます。
1年くらい我慢してこられたお客さんの肩は、腕がほとんど上がらないほど悪くなっていました。
50代半ばまでスポーツで肩を酷使してこられたあるお客様は、夜、肩や首が疼いて眠れないほどでしたが、週2回の施術を始めて2ヶ月ほどでその痛みはなくなりましたが、1年余りたった今でも辛くなることがあるそうです。
こうなると治療の回数もかかりますね。
それに、何かの拍子に「ビリッ」を感じるのはストレスです。
痛みをこらえながらの期間と、回復のための時間や費用を考えると、本当に気の毒に思います。
一方、今回の方のように早めに対処すればそれだけ早く楽になれます。
早く痛みから解放されますし、治療のために費やす時間も費用もぐっと少なくてすみます。
それに、肩に負担がかかるお仕事だと、20代の方でも同じような症状が見られます。
その痛みは、必ずしも加齢の象徴ではないのです。
四十肩・五十肩は早めの対処で生活の質を維持しましょう。