整体~肩、腰、背中の痛み

60代女性

「長年の肩や腰の痛みに加え、背中の痛みに体全体がとても硬くなり動きが悪くなっていた時に石橋先生に出会いました。最初の頃は耐え難い実の連続に辛い時期もありましたが、先生の納得のいく説明と私に合わせてくださる会話で、痛い、辛い、そして少し楽しい時間となりました。おかげで2年近く続けることができ、症状もずいぶん軽減してきました。無理をお願いしても気持ちの良い接し方をしてくださり、お人柄の良さに加え、奥様の細やかな気遣いに大変感謝しております。これからもどうぞ老いていく身体と心に先生からの豊かな刺激を楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願いします。」

石橋

身体の歪みがひどいと施術の際に多少の痛みを感じることがあります。神経が働いているので当然なのですが、できるだけ「痛気持ちいい」感じで施術できればと考えています。

頭痛と背中は関係ある?

首の後ろ、後頭部が痛い

40代の男性のお客様です。

「首の後ろ、後頭部が重く、痛くなってふらふらします。」

早速、診てみますと首周りはかなり固くなっています。
うなじのあたり(首と頭蓋骨後頭部の際)もとても固いです。
それで、首、頭痛の整体をしました。

施術後はすっきりしたご様子です。

3日後に再びお電話いただき、
「車を運転している時にすぐに頭の後ろが重くなって辛いんです。」とのこと。

頭痛の原因は背中?

来店していただいて、再度整体しました。
この時は、首、肩に加えて、背中を集中的に弛めました。
背骨の際がとても固く、背骨が背中の筋肉に埋まっているような状態です。

これでは首~頭の後ろ側を強く引っ張って、痛みが出てもおかしくありません。

「運転していて、片手で頭を支えるようにしているとちょっとは楽なんですけど…」

なるほど… やっぱり背中が影響しているのかもしれません。

背骨の際の上半分、胸椎周りを、背骨の軽い矯正を繰り返し施しながら筋肉を弛め、背骨がはっきりわかるようになったら、その際の神経を伸ばすように整体しました。

その翌日、再びお電話。

「昨日整体してもらって、楽だったんです。今日、時間取れたので背中やっていただこうと思って。」

この方の場合、背中は震源地の一つかもしれません。

引き続き取り組みます。

首と自律神経~不眠

不眠症で悩む人は背中が固い

整体をしていて気づく傾向の一つに、

「不眠症で悩まれる方の多くが、背中が固い」

というのがあります。

それも、ハンパな硬さじゃありません。ガチガチです。

特に、背中の上半分、左右の肩甲骨の間です。

背骨のこの部分は自律神経と深いかかわりがあるので、固くなると睡眠にも影響するのです。

では、なぜ背中が固くなるのでしょうか?

昨日の研究会で一つの原因を学びました。

首の骨の圧迫が背中に影響

ある、不定愁訴で悩んでおられるお客さんの例です。

長年、不眠を始め吐き気、ふらつきなどで悩んでおられます。

X線検査で頸椎から脊柱も検査しましたが、医者の診断は「異常なし」

そこで、私の整体の先生の所に来られたそうです。

X線写真も持参されたので先生が見ると、確かにおおむね良好な骨格で、整形外科的には問題なしと判断されても良いものだったそうです。

しかし、頸椎の1,2番あたりに圧迫があり、そのため首の後ろ、うなじのあたり(aの部分)に筋肉の炎症が見受けられました。

この部分を通る神経は背中につながっているため、背中の筋肉(bの部分)もガチガチです。

ご本人が試しに市販の消炎剤を服用し、氷で首の後ろを冷やすと、症状は楽になられたそうです。

しかし、薬の服用をやめるとまた元に戻ります。

頸椎の圧迫を取らなければ根本的な解決になりません。

整体による治療が始まったところのようですが、筋肉、神経の調整と頸椎の矯正を繰り返し、頸椎の圧迫を取ることと、背中の筋肉を弛めることで不眠も含め、徐々に軽くなられることと思います。

整体によって自律神経がどのように整うかを示す好例と思いました。

私の妻は慢性的な不眠ではありませんが、眠りにくいことが時々あります。

そして、妻は慢性的に首が悪く、背中もとても固いです。

それでも私がたびたび整体をするので柔らかくなったほうです。

今では、早めに整体をするので睡眠の質も安定しているようです。