前回に引き続き、「整体はリラクゼーション?」というテーマを考えてみました。(前回の記事 整体はリラクゼーション?-その1)
「治療」と「リラクゼーション」
毎日の心身へのストレスのためにこじれた体の不調の原因は、リラックスするだけでは取り除けません。
それは、皆さんも感じておられるのではないでしょうか?
それは、自然治癒力が著しく低下していることの現れです。
言い方を変えれば、痛みや他の不定愁訴は、
「リラックスだけじゃダメ!早くどうにかして!」
という、体からのSOSのサインなのです。
そうならないうちに、十分な休息をとり、疲れを癒すことで痛みの「素」が体に溜まらないようにできれば、それに越したことはありませんが、そうもいっていられないのが私たちを取り巻く環境やライフスタイルの現状です。
それで、どうしてもリラクゼーション以上の「治療」や定期的なメンテナンスが必要になってきます。
ちょうど、自動車を良い状態に保つために、日常的にガソリンを入れたり空気圧を点検したりするだけでなく、メンテナンスや修理が必要なのと同じかもしれません。
メンテナンス、修理が体で言うなら、「治療」にあたり、その方法の一つが「整体」です。
整体は緊張する?
では、整体がリラクゼーションでないなら、整体施術はリラックスできないものなのでしょうか?
歯を食いしばって痛みに耐えなければいけない「治療」なのでしょうか?
整体の施術中にお客様に緊張を強いることはありません。
むしろリラックスして施術を受けていただきたいと思っていますし、そのために私たちもできるだけ努力しています。
実際お客様の中には、治療を受けながら寝息を立てておられる方も少なくありません。
もちろん、それでも効果は変わりません。
自分への投資としての「整体」
リラクゼーションも治療も、健康を保つためには必要なものだと思います。
私たちもリラックスするために温泉に行ったり、アロマトリートメントを受けたり、音楽を聞いたりするのは大好きです。
自分への「ご褒美」のような気持ちで、意識的にそのような時間を持つことは毎日にゆとりを持たせますね。
一方、不調を長引かせないために、きちんと体を調整し、その年齢でのベストの状態を保つために治療を施すのは、生活の質を上げ、活動的に暮らすために必要な、
明日の自分への「投資」
と言えるのではないかと思います。
こうして考えてみると、
自分への「ご褒美」としてのリラクゼーション
自分への「投資」としての治療系整体
と考えることができるのではないかと思います。