腕のしびれと肩、首

腕のしびれと肩、首

昨日来られた女性のピアノ教師のお客様。

今年の夏くらいから肘から先に激痛を感じるようになり、そのうち上腕(二の腕)にも痛みが出るようになられました。
そのうち、腕から指先にまでしびれが出るようになりました。
大好きなピアノを自由に弾けなくなるのではと、とても不安になられたようです。
当然ですね。

鍼灸で肘から肩甲骨にかけて治療してもらい、少しは楽になられたようですが、スッキリしないので市内の整形外科を受診。

手首、肘、肩、首のレントゲン写真を撮り、担当医によると「100%頸椎の変形によるものです。」とのこと。

しかし、治療についての指示や提案はなく、

「年齢によるものなので仕方ありませんね。」と言われたそうです。

落胆されて何か少しでもできることがないかと、当店に目を留めていただいてお越しになられました。

上半身各部の動きをチェックすると、悪い方の肩は明らかに可動域が狭く、四十肩・五十肩の一歩手前の感じです。

首はよく動きますが、骨の変形と思われる様態です。

ですから、痛みやしびれの原因は、首だけでもなく、腕や肩だけでもなく、首~肩~腕~手の一連のつながりの中にあるように思われます。

そこで、首周りから、肩関節、腕の神経調整、肘・手首の関節の矯正など、一通り施術させていただきました。

施術後はずいぶん楽になられたようです。

でも、日に5時間ぶっ通しで演奏されることもあるようで、肩や腕への負荷は相当なものと思います。

その上、整形外科の先生が言われたように、年齢による変形、治癒力の低下は否めませんので、ご自分に合ったセルフケアを取り入れながら治療を続けていかれるようご提案しました。

整体の施術で、変形した骨が元通りになることは期待できませんが、骨格の歪みを調整することは見込めます。

歪みが少しでも調整されると、神経や筋肉への圧迫、負担が軽くなるので痛みやしびれは軽減されます。

「もう歳だから」といってあきらめる必要はないと思います。

できることはきっとあると思います。

腰痛治療で冷え性も改善?

腰痛でお悩みの20代後半の女性のお客様。
施術を始めて半年くらいで毎朝のひどい腰痛はずいぶん解消されました。

その頃、
「腰も楽になったんですが、長年の冷え性が、この冬はいいんです!」と。
「着るものが去年より1枚少なくていいんです!」

良かった!何よりです。

と同時に、どうして?

腰痛のためのお腹の治療で冷え性改善も

どうやら お腹と関係がありそうです。
この方の腰の施術の際には毎回お腹の整体をしました。(詳しくは、リンクをご覧ください)
腰痛の方には大抵する施術です。

というのは、内臓の機能が低下すると、お腹の中に筋肉や神経の「ハリ」「コリ」ができます。
私たちはこれを「お腹が固い」と言ったりします。
そういうお腹は他の筋肉のコリと同様、血行が悪くなっています。
内蔵は身体全体の血流の要でもあるので、当然体全体の血行も悪くなってしまいます。
その結果、「冷え」を抱えてしまいますね。

腰痛の治療でお腹のコリを毎回緩め、ご自分でもできることを提案させていただき、ご自身も本当に真面目にそれに取り組まれました。
その結果かな、と考えています。

それから4年余りたった今でも冷え性に悩まされることはないそうです。

腰痛と冷え性、関連があるのかもしれませんね。

頭痛と背中は関係ある?

首の後ろ、後頭部が痛い

40代の男性のお客様です。

「首の後ろ、後頭部が重く、痛くなってふらふらします。」

早速、診てみますと首周りはかなり固くなっています。
うなじのあたり(首と頭蓋骨後頭部の際)もとても固いです。
それで、首、頭痛の整体をしました。

施術後はすっきりしたご様子です。

3日後に再びお電話いただき、
「車を運転している時にすぐに頭の後ろが重くなって辛いんです。」とのこと。

頭痛の原因は背中?

来店していただいて、再度整体しました。
この時は、首、肩に加えて、背中を集中的に弛めました。
背骨の際がとても固く、背骨が背中の筋肉に埋まっているような状態です。

これでは首~頭の後ろ側を強く引っ張って、痛みが出てもおかしくありません。

「運転していて、片手で頭を支えるようにしているとちょっとは楽なんですけど…」

なるほど… やっぱり背中が影響しているのかもしれません。

背骨の際の上半分、胸椎周りを、背骨の軽い矯正を繰り返し施しながら筋肉を弛め、背骨がはっきりわかるようになったら、その際の神経を伸ばすように整体しました。

その翌日、再びお電話。

「昨日整体してもらって、楽だったんです。今日、時間取れたので背中やっていただこうと思って。」

この方の場合、背中は震源地の一つかもしれません。

引き続き取り組みます。

首と自律神経~不眠

不眠症で悩む人は背中が固い

整体をしていて気づく傾向の一つに、

「不眠症で悩まれる方の多くが、背中が固い」

というのがあります。

それも、ハンパな硬さじゃありません。ガチガチです。

特に、背中の上半分、左右の肩甲骨の間です。

背骨のこの部分は自律神経と深いかかわりがあるので、固くなると睡眠にも影響するのです。

では、なぜ背中が固くなるのでしょうか?

昨日の研究会で一つの原因を学びました。

首の骨の圧迫が背中に影響

ある、不定愁訴で悩んでおられるお客さんの例です。

長年、不眠を始め吐き気、ふらつきなどで悩んでおられます。

X線検査で頸椎から脊柱も検査しましたが、医者の診断は「異常なし」

そこで、私の整体の先生の所に来られたそうです。

X線写真も持参されたので先生が見ると、確かにおおむね良好な骨格で、整形外科的には問題なしと判断されても良いものだったそうです。

しかし、頸椎の1,2番あたりに圧迫があり、そのため首の後ろ、うなじのあたり(aの部分)に筋肉の炎症が見受けられました。

この部分を通る神経は背中につながっているため、背中の筋肉(bの部分)もガチガチです。

ご本人が試しに市販の消炎剤を服用し、氷で首の後ろを冷やすと、症状は楽になられたそうです。

しかし、薬の服用をやめるとまた元に戻ります。

頸椎の圧迫を取らなければ根本的な解決になりません。

整体による治療が始まったところのようですが、筋肉、神経の調整と頸椎の矯正を繰り返し、頸椎の圧迫を取ることと、背中の筋肉を弛めることで不眠も含め、徐々に軽くなられることと思います。

整体によって自律神経がどのように整うかを示す好例と思いました。

私の妻は慢性的な不眠ではありませんが、眠りにくいことが時々あります。

そして、妻は慢性的に首が悪く、背中もとても固いです。

それでも私がたびたび整体をするので柔らかくなったほうです。

今では、早めに整体をするので睡眠の質も安定しているようです。

かかとの痛みはどこから?②

かかとの痛みが整体で軽減

先月、62歳女性のかかとの痛みについて書きました。→詳しくはこちらをご覧ください

今日、2週間ぶりに来られました。

本来は1週間前、つまり前回の施術から1週間後に予約しておられたのですが、ご都合が悪くなって1週伸びました。

治療を始めた最初のうちは、施術によって変化した身体は痛みを出す悪い状態にすぐに戻ってしまうので、あまり施術の間隔を開けない方がいいです。

この方の場合まだ1週に一回のペースが限度で、本当はもう少し早く来ていただきたいところです。

それが、2週間空いてしまうので、

「いや~、こりゃまた元に戻っとるじゃろうな~」とネガティブな予測を胸に本日お迎えしました。

「腰の調子はどうですか?」

「腰はもうすっかりいいです(^^)/」

「かかとはどうですか?(‘_’)」(おそるおそる)

「だいぶいいです。朝起きた時もあまりいたくないし。でもまだちょっと痛いです。(^^)/」

「それは良かったですね。(^_-)-☆」(ホッ)

前回の施術の効果はわりともっているようですね。

もう一息といったところです。

「でも今日は肩が痛いんです。(-_-;)」

「エッ?(*_*)」

年齢的なことと、お仕事のことを考えると2週間の間にはそりゃいろいろありますね。

肩の検査してみると、悪い方はゴリゴリしてます。

どうやら過去に何度か患った五十肩がちゃんと治ってなかったようです。

でも、今日はもうちょっとかかとの痛みをしっかりやっつけないといけないので、腰~仙骨~お尻~脚~ふくらはぎ~アキレス腱~かかと~足の裏と施術しました。

少し時間を割いて肩の方も少しだけ。

施術後、かかとはやっぱり楽になられたようです。

肩も少しね。

今回はかかとが落ち着きつつあるので2週間後の施術を予約していただきました。

妻のレインドロップしました

疲労感が強い時にアロマを。レインドロップは特にいい!

疲れ切るとこんな感じに(本人ではありません)

一昨日、友人の追悼式に出席するために長崎市の間を往復しました。

朝7時半に西条駅を出て、帰宅したのは晩の9時半ころ。
長時間の乗り物は疲れますね。

その晩休んでも疲れが取れない妻は、もうぐったりです。

身体は疲労のために休みたいのになかなか眠れず、睡眠もとても浅い。

その横で夫がグーグー寝てるから、いっそうの疲労感が…

上の写真のようだったと言っても言い過ぎではないくらいの電池切れ状態です。

そこで昨日は仕事の合間に、妻にレインドロップを施術しました。

私も男性のお客様にやることがあります。

私のトレーナー役でもある妻にいろいろ指摘されながら、愛情込めてトリートメント。

最初に左右の脚の長さを比べるのですが、いつも股関節あたりから痛くなる左側が右よりも1センチくらい長いです。
整体なら骨盤の上や背中、背骨の際を緩めて骨盤の傾きを整えるのですが、レインドロップではさてどうなりますやら。

施術後、再度長さを確認。
するとびっくり! ほぼそろっています!
オイルの作用とトリートメントの効果で背中が緩むので整うのです。

さて、睡眠の質や疲労感はどうでしょう。
その晩、妻は夜9時過ぎには床に就き、すぐに入眠。
ちょっと夜更かししていた私をしり目に、「スースー」っと可愛げな寝息を立てているではありませんか!

そして今朝、私がだいずくんの散歩から帰ってくる朝7時ころにようやく起きた模様です。

眠い目をこすりながら

「まだいくらでも寝れる~」と。

頑張って今日は普通に仕事しましたが、疲れが取れてスッキリしたようです。
とても忙しく活動できました。
長距離の往復、追悼式の出席と、心身の疲労感は半端ないものでしたが、今回は比較的早く回復したように思います。

レインドロップによって自律神経が整えられ、十分の休息を得ることができたのが良かったのだと思います。

これでまた明日からも頑張れます。

かかとの痛みはどこから?

腰痛とかかとの痛みは関係があるか

62歳の女性です。

2週間前に腰痛で来られました。

腰の方はほぼ良いようですが、「ひと月前くらいからかかとが痛いんですが。」 夜寝ていても痛い、立ちっぱなしで痛い、車の運転中にアクセルペダル踏んでも痛い。けっこう大変そうです。 

「この姿勢の時、痛い!」というと比較的わかりやすいのですが、
再現性に乏しく、前触れもなく急に来る痛みは正体をつかむのが大変です。 

かかとの痛みはどこから来るのでしょう? 

仙骨、お尻、坐骨、坐骨神経、大腿神経、ふくらはぎ、アキレス腱、かかとの骨の周り、足の裏と順に施術していきます。

震源地は恐らく腰、それも仙骨回り、という判断です。施術後、脚はとても軽くなっておられました。

かかとの痛みも軽減。  腰は深く関係しているようですね。でも、かかとにはまだ痛みが残っているようです。(*_*;   何回か治療しないといけないようですね。頑張らねば。 

その後のことはこちら

急に出てきたしつこい腰痛

急な腰痛にびっくり!

(写真はイメージです)

今日は、65歳女性の腰痛の治療をしました。約1ヶ月前から来てくださるようになり、今日で6回目の施術です。
ウォーキング、登山、水泳と活発に運動しておられる方です。来られるようになったのは、30キロウォーキングの後、それまでほとんど感じたことがなかった腰痛が出てきたのがきっかけでした。
以前は、数日たてば痛みが引いていたのに今回はなかなか良くならないと、時々来てくださるお嬢さんの紹介で来られました。
特に、「お辞儀」の姿勢が辛いようでした。最初の2回でほぼ痛みが消えていたのですが、その後またひどくなり、前回やっとスッキリ!
今日来られた時も調子良いようでした。
これで来月の30キロウォーキングも大丈夫!この方、痛む側の腰、背中、脚が反対に比べてとても固いです。
背中は脊髄側弯症ではないかと思うくらいアンバランスですが、側弯ではないように見受けられました。

長年溜まっていたものが歪みを形作り、それが今回の痛みとなって出てきたのかもしれません。まだまだお元気ですが、運動に加えて体のメンテナンスを定期的にする必要を強く感じられたようです。
今回は、割安の10回回数券をご購入いただいていたので、きちんと治療に取り組むことができたようです。こじれた歪みや痛みも、きちんと治療すれば時間はかかるかもしれませんが、ある程度はラクになりますね。 追伸:6月18日に施術しました。5月の30キロウォーキング、6月の3日連続の登山と順調にこなされたようです。体は少々疲労が溜まっていましたが、腰の痛みはOK!良かったですね。

ソフトボール選手の肩痛

肩痛はビリッ!

今日お越しのお客さんは40代後半の男性、ソフトボールチームの選手です。

メンテナンスで整体に来てくださるのですが、少し前から右肩を回した時に痛むとのこと。

肩関節の検査をすると、可動域は少し狭く、腕が上に上がりにくくなっていました。

また、腕を上げた時や回した時に肩の前側と二の腕の下側に痛みがあります。

また、ボールを投げるときは比較的ラクで、バッティングの時に辛いのだそうです。

首、肩、腕と順々に治療します。
肩関節の周りのコリが強いので、何度も関節の矯正を繰り返しながら緩めます。

終わる頃にはずいぶん軽くなっておられました。

でも、お仕事や運動で使うとどうしても体は元に戻ろうとします。
整体を重ねていくと少しずつ変化が期待できると思います。

そして、バッティングは肩や腕だけでなく背中や腰にも負担をかけますので、もう少し施術範囲を広げた方が良いかもしれません。

今週と来週は試合とのことでしたので、健闘をお祈りいたします。

首の痛みと腰痛

首が痛くて正面が向けない

今日来られた30代の主婦のお客さんは、首痛に悩まされています。

いつも片方がつっ張り、痛む。

正面を向こうとするとその姿勢で痛みが出る。
痛みはいつも同じ側です。

ですから、自然と顔が斜めを向いてしまうそうです。
そんな不自然な姿勢なので人目も気になり、人の多い所に出るのはストレスになるようです。辛いですね。
気分や精神状態にも影響があるとご本人はおっしゃっています。施術は首の付け根と後ろ側を、首の矯正を繰り返しながら緩めていきます。
それから頭蓋骨の際を緩めます。この時点で首はだいぶ楽になっておられ、頭の動きもスムーズです。ただ、原因は首だけではないようです。身体の横(体側部)や背中の首が痛いのと同じ側も反対に比べてとても固いです。同じ側の腰痛が強くなっていることにもそれが表れています。ですから、この方の場合、首の施術だけでもしばらくは楽でしょうが、範囲を広げて腰や背中も施術する必要があります。

今日は腰の痛みも訴えておられたので、少しだけ腰痛の治療も含めました。施術後は、「やっぱりラクです~」とおっしゃっていたので、二人でスマイルでした。