肘痛の整体

今日来られた50代男性のお客様です。

肘がまっすぐに伸びず、伸ばそうとすると痛いです。

ぞうきんを絞るときに肘に強い痛みが走ります。

肘痛の原因は筋肉疲労の蓄積?

この方、週中は会社にお勤めで、週末は田んぼや畑の仕事だそうです。肘の痛みは2ヵ月くらい前からで、松の木の剪定と草刈りをした次の日に痛みが出始めました。特に今の時期、永遠に続くようにさえ思える草刈りは、腕、肘、脚、腰にこたえます。

「あの日」の剪定と草刈りが悪かったのでしょうか?

お話を伺うと、休日がほとんどとれない、週末には体に応える農作業、これの連続だそうです。それに、2年前に来られた時には首の右から肩にかけての痛みが強かったです。今回痛みが出ている肘も右側。利き腕は左だそうですが、右に痛みが出やすい歪みが潜在しているのでしょう。

こうして考えると、「あの日」の作業は筋肉疲労の蓄積に、最後の一撃を加えたのかもしれません。長期間、身体にため込んだ「痛みの素」が、実際の痛みとして出てきているのだと思います。

肘痛の整体施術

今日の治療は、首の右~肩~腕~肘~手首の一連の流れを意識しながら行いました。

痛みが出ていない、肩や上腕(二の腕)の筋肉と神経の緊張を緩めていきます。

上腕の神経の施術は若干の痛みを伴うことも多いので、最小限の力で、確実に神経を捕らえて伸ばすようにします。

けっこう細かい作業なので、自然と無口になります。

上腕の次は、肘~手首です。いよいよ本丸です。

ここもカチカチなので、肘関節の矯正と首の矯正を何度も加えながら緩めていきます。

これを、身体を仰向けにしてとうつ伏せにしてで、それぞれ行います。

時間にして約40分、黙々と整体して、その結果は…

肘が伸びる!痛くない!

肘や腕の動きと痛みを施術前と比較して確認していただくと…

「おっ!今は肘はスムーズに伸びます。痛みもありません!施術前と全然違います!」

おおっ!良かった! (内心、胸をなでおろします)

蓄積された筋肉と神経の緊張が原因でしょうから、数日すると痛みが戻ってくる可能性がありますが、今日のような施術を何度か行えば落ち着くと思います。

笑顔で来週の予約を入れてくださり、遅出のお仕事に行かれました。

肘痛や腱鞘炎にも整体は効果的ですね。